食べたことがなくてもわかる、ふぐ基礎知識
縄文時代の昔から食べられていたことが明らかとなっているふぐ料理は、元々は庶民的な料理であり、現代のようにふぐといえば高級料理というイメージのものではありませんでした。
ふぐのおいしさは、そこに含まれている成分などについて知る由もない、古代の人々をも魅了していたということになるのです。
ふぐを食べたことがないという人でも、ふぐのおいしさや高級感などについては、一度は見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
ふぐには毒のある部位があり、その部分を食べてはいけないということは多くの人が知っていることとなっていて、ふぐを調理するときには免許が必要となっていますから、ふぐ料理店などでは、正式にふぐをさばくことができる料理人が調理を担当しています。
ふぐの毒について知識がない素人がふぐの種類を判断したり、調理したりすることは大変危険なこととなりますが、それはふぐが恐い魚であるというのではなく、知識と技術がある人がふぐを扱うことが重要であるということなのです。
多くの人たちを虜にしているふぐの王様といえば、なんといってもトラフグで、数あるふぐの種類の中でも最高級のおいしさを持っていますが、トラフグが持っている旨みやコクなどから、白身魚の王様ともいわれています。
ふぐの種類が違えば、味わいも違い、一般的なふぐ料理の食材として使われるものから、旨みが少ないため、加工品専用となっているふぐまでいろいろなものが見られます。
ふぐは、グルタミン酸などの旨みのほかに、タウリンなどの栄養分が豊富に含まれていて、高タンパク質ですが、脂肪分は含まれておらず、低カロリーである魚として知られています。
コラーゲンもふぐにはたっぷり含まれていて、肌のハリや潤いなどを保つためにふぐはとても役立ちます。
おいしさの王様でありながら、栄養成分も豊富に含まれていて、美容にも良いという、良いところがたくさん見られるのが、ふぐという魚なのです。
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- 光琳・日本料理レストラン 秋田県秋田市山王3丁目7−1 電話018-863-0002
- 文福 滋賀県大津市梅林1丁目15−12 電話077-522-3983
- 割烹ふく芳川 埼玉県川越市脇田本町6−20 電話049-242-1366
今日のお勧め記事 ⇒ ふぐざく料理とは
ふぐざく料理は、愛媛県の新居浜から生まれたふぐの地方料理で、他の地方では見かけることができない、独特な料理です。 ふぐざく料理は、ふぐを細かく切った身、ふぐの皮と一緒にネギやワケギを盛り付け、ポン酢をかけ、もみじおろしを混ぜて作られます。 ふぐの身をざくざくと切っていくことからふぐざく料理と名付けられていて、ふぐの身と皮はそれぞれ2ミリから3ミリくらいに細く刻まれます。 小さめの小鉢などに切ったふぐの身と皮を盛り付け、細かく切ったネギやワケギをたっぷりと乗せて、もみじおろし
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